詐欺か、妥当か?

レーシックの手術を受けて、まさか四日後にこゆ記事が週刊新潮(2008年8月7日号)に載るとは思わなかった。自分の中でタイムリーな話題でもあるし、これからレーシックを受ける人がどういう基準で病院を選んだらいいか、参考になるかどうかわからないけれども、思うところを書いてみる。

まず、中吊り広告の見出しはこうなっている。


告発された「レーシック手術」最大手クリニックの「詐欺的商法」


この見出しにある最大手クリニックとは、「品川近視クリニック」になる。僕のレーシック体験談では、どこの病院でやったか、ということには触れないようにしていたのだけれども、こういう記事が出た以上、折角なので、この「詐欺的商法」に乗っかったというお話をしてみようかなぁと思う。

僕がレーシックの治療を受けたのも、この「品川近視クリニック」になる。施術コースも、詐欺的と書かれている「最高級スーパーイントラレーシック 品川エディション」になる。


■週刊新潮に書かれている内容■

何が詐欺的なのか、というところを記事を引用してみると、

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「今年5月、"最高級の施術システム"として、品川エディションが導入されました。同時に病院幹部が、すべての患者に今後、品川エディションでの治療を行うように指示。結果、100%近くの患者が、品川エディションで治療しています。」

~省略~

スーパーイントラレーシックでは、角膜の形状を変える際、ドイツ製の通称「ブルーライン」と呼ばれるエキシマレーザーが使われる。

「5月初め、出勤すると一夜にして前日まで使用していたブルーラインが黄色くなったんです」

そう証言するのは、品川近視クの現役勤務医。

「いきなり黄色になったので、勤務医たちは皆、唖然としていました。よくよく見ると、黄色く塗装したわけではなく、カッティングシートを張っただけ。さらに"SHINAGAWA EDITION"という文字のシールが貼ってあった。病院の幹部からは、今後、これを品川エディションのエキシマレーザーとして使えといわれました。」

色が違うだけで、ブルーラインと同一であることは一目瞭然。

~省略~

結局、スーパーイントラレーシックと品川エディションは、内容に差がないのである。
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要するに、従来やっていたスーパーイントラレーシックに使用していた機材の色を変えて、適当なそれっぽい計測器やシステムをつかっている事にして、スーパーイントラレーシックコースに5万上乗せした品川エディションを作った言う話。

施術する内容が同じなのに、患者には「品川エディション」でなくては手術が受けられない、と煽って、問答無用に品川エディションを受けさせる、というのが「詐欺的商法」だと、週刊新潮は言っているわけだ。


記事の中に銀座店の元院長である青山医師のお話も出てくる。青山医師と言えば、イントラレース社から公認ドクターとしてイントラレース指導医の認定も貰っている、品川近視クリニックの看板院長だった。

実際、品川近視クリニックの小冊子にも青山医師の名前の入った認定書の写真が載りまくりで、この先生がいたから「品川近視クリニックがイントラレーシック社が認める、世界随一のレーシック専門病院である」と宣伝できたと言っても過言ではない。

でも、その青山先生が辞めた、という話が某掲示板に書かれていた。黄色いカッティングシートの話も、週刊新潮に掲載されるずっと前に確かに書かれていた。

このあたりの経緯から考えると、週刊新潮の記事に書かれている、「品川近視クリニックのオーナーはもうけ主義で、患者の事は考えていない」という煽りも、まんざら嘘ではないような気がする。


■品川近視クリニックを選んだ理由■

じゃあ、実際お前はどう思うんよ、っていう話をすれば、正直機械が同じなら別にいいんじゃないかぁと思う。何世代も前の機械を、あたかも最新型のモノであると言っていたとか、メンテナンスを全くしていないとか、診察する医師不足で予約が出来ないとか、そういう話じゃないし。

僕は最初から「品川エディション」でしか治療をするつもりがなかったのもあるし、「品川エディション」を選んだ理由は、機械の新旧ではなくて、「六年間の長期安心保証制度」であり、「圧倒的な症例」にある。価格についても、紹介制度と割引、生命保険を引けば、9万ほどで治療できたというのもある。


週刊新潮の記事を読んで、「品川近視クリニックは悪徳病院だ!」「詐欺だから差額を返して貰いたい!」と言うのはそれぞれの人の思うところだから好きにして貰ったらいいと思うんですが、レーシック2 -適応検査の結果と感想-のところでも書いたけれども、そもそも最初の医師の診察からして「品川近視クリニックには、親身さはかけらもない」のだ。

体験談には書いてないけれども、実は手術の日に、「担当する医師の名前は誰か?」と最初に受付で聞いたんですよ。そのときの受付の答えが「順番に手術をしているので、終わってみないとどの先生が担当するか分からない」っていうものだった。

「品川エディション」は、「主任執刀医制度がある」と高らかにうたっているけれども、手術をする先生は必ずしもパンフレットに載っている先生になるとは限らないし、患者に合わせて担当する医師が決まる、という事ではないのだ。実際、僕を担当した先生もパンフレットには載っていない、経歴不明の先生だった。

それ以前に、

・最初の診察
・手術前の診察
・手術の担当(もしかしたら、フラップ作成とエキシマレーザーの先生も違うかも知れない)
・手術直後の診察
・翌日の検査

これまで受けた診察・治療を担当する先生が、全部違うのだ。

※もしかしたら手術前の診察と、手術している先生は同じかも知れないですが、どの段階でも医師は名前を名乗らないので、はっきりとは分からない。


最大手であると言うことは、「豊富な症例」と「最悪の事態に対応できる体制」については信用してもいいとは思うけれども、と同時にこれだけ先生がコロコロ変わるという事は、念頭に置いておいて病院選びをしなくちゃいけない。


僕が品川近視クリニックを選んだのは、「症例が最も多い」「こなれた価格である」「潰れないだろう」の三つでしかない。

先生を指名したいとか、最新最先端の機器でやって欲しいとか、アットホームな雰囲気で治療を受けたいとか、死ぬまで保証して欲しいとか、そいう事を希望するのであれば、よそでやった方がいい。少なくとも、品川近視クリニックはこういう希望を満たしてくれる病院ではないと思う。


いずれにせよ、今の僕の目の状態は極めて良好だし、翌日の検査では1.5だったけれども、三日目にさらに視界が良くなったことも考えると、両眼で2.0の視力は出ていると思う。

手術に疑問があったわけでもないし、手術までの流れで戸惑いがあったわけでもない。

医師がぶっきらぼうだという事を除けば、品川近視クリニックの現体制に問題があるとは思えない。


とまぁ、最後は品川よいしょ、で終わったけれども、別に割引クーポンを売りつけたいとかそゆ事はないので、ご安心を(=゚ω゚)ノ

基本、アンチアフェリエイト、アンチ割引クーポンあげますよ商法なので<_o_>


レーシック5 -1週間目の検査結果(乱視発生か?)-に続く

■参考■
レーシック体験記 -目次-


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